病院実習(臨地実習)は想像していた以上にしんどい。
一年生の後半から実習が始まります。実習が決まると事前課題の作成や実習中のレポート作成、発表 病院実習担当看護師からの指導などがあります。
では、あなたに病院実習についてポイントを伝えていきます。
私が通っていた福岡の看護学校は、こんな感じでした。
①事前課題の提出
実習先の病棟が決まると事前課題の作成に取り掛かるようになります。
- 例えば呼吸器内科だと呼吸器疾患にはどんな病気があるのか? 治療はどんなのがあるのか?どんな看護の必要なのか?観察点は?などを調べ資料を作成し教員に見て合格をもらう必要があります。
- 内容が薄いと追加・修正・提出を何回か繰り返すことになります。
- 患者さんを受け持ったときに知識がないと患者さんの何を情報収集してよいのか?観察項目は?あなたが患者さんに出来る看護は何があるのか分かず実習事態がつらくなります。
課題作成たいへんですが頑張りどころです。
②患者の情報収集力が必要
- 病棟でのあいさつ、オリエンテーションが終了すると担当する患者さんのところへ挨拶に行きます。はっきりした口調で自己紹介を行いましょう(^^♪
- あなたの元気ある挨拶で第一印象が変わることもありますので挨拶は大事です。
- まずは、患者さんの疾患などの情報収集をすることになります。疾患・手術歴・検査データー・家族歴など。学校によって情報収集する項目が異なります。
私が通っていた学校は、NANDAの看護診断でしたので、13領域の情報収集を行う必要がありました。
- 領域1:ヘルスプロモーション
- 領域2:栄養
- 領域3:排泄と交換
- 領域4:活動/休息
- 領域5:知覚/認知
- 領域6:自己知覚
- 領域7:役割関係
- 領域8:セクシュアリティ
- 領域9:コーピング/ストレス耐性
- 領域10:生活原理
- 領域11:安全/防御
- 領域12:安楽
- 領域13:成長/発達
情報収集を行うことになります。
13領域については、学校の授業で詳しく学びますので心配する事はないです。
最初は、時間がかかりますが実習を繰り返し
ていくと情報収集する力が身に付いてくるので過度に心配することはありません。
採血結果の正常値・異常値をある程度、記憶しておいた方がよいと思います。
③看護過程を展開していく。
下記は、学校の授業で習っていくので、こんなことをするのかぁと頭の片隅にとどめ
て置くくらいで大丈夫です。
・アセスメント(関連図含む)
・看護診断
・看護計画
・看護介入
・看護評価
- 個人的には特に大変なのが関連図・看護計画の発表・看護評価の発表だと思います。
- 関連図は、病気の繋がりみたいなことを図にして表します。
- 看護計画の発表は、根拠にそっての計画になります。実際に患者さんに実践していくことになります。
- 看護評価は、実際に実践して患者さんにどのような効果があったのかを評価します。
上記①②③は、時間がかかるので徹夜になることがあります(>_<)
患者さんのためと思うことで辛くても頑張ろうと気持ちを強く持つことが大切です。
④病院の実習担当看護師が厳しい。
- 看護師も人間です。性格が穏やかな人もいれば気性が荒い人、対応が冷たい人もいます。
- 自分なりに頑張って一生懸命、看護計画を書いてきたのに「内容がうすい。ちゃんと勉強しているの」など冷たい言葉をいう担当看護師もいます。
- 何が薄いのか伝えてくれる担当看護師ならいいですが何もアドバイスしてくれない担当看護師もいます。「なんで分からないの?」いう人もいます。そういう言葉はかなり辛く気持ちが下がります。
そんな時は
- 教員に計画の何が薄いのか質問したり、実習メンバーに相談しみんなで協力し実習を乗り越えてほしいです。
- 実習期間中、休まずに教員に相談しながら提出物を提出していたら合格ラインの60点を下回ることはありません。
がんばりましょうね。
私の経験が少しでも「あなた」の役に立つと幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。