専門分野の授業を学ぶことになります。
社会人を経験し看護学校に合格された あなたは、「将来、命をあずかる職業なので勉強が大変だと」思っているでしょう。
授業が始まると学業から離れていた「あなた」は、想像以上に大変だと感じるはずです。
その分、卒業できたときの感動と看護師免許を取得したときの嬉しさは、生涯忘れる
ことがないはずです。
私は、卒業証書を授与するとき涙が自然と流れでたことを一生忘れることはないと思います。
「あなた」にもこの体験をしてほしいと思います。
では、本題に入ります。
専門分野とは何なのでしょうか?
看護学校では、看護師になるために必要な知識・技術を身に付ける専門分野の勉強が始まります。
3年間、勉強に加え病院実習もあります。
看護学校のカリキュラムはおおむね下記に分けられています。
・基礎分野
・専門基礎分野
・専門分野Ⅰ
・専門分野Ⅱ
・統合分野
・専門分野臨地実習
・統合分野臨地実習
すべて看護に関わる内容になります。
1年生の後半からは実習も始まります。
覚悟しておかないといけない4つのこと。
- 高校時代は、1コマ 45分でしたが倍の90分と長くなります。社会人経験者は、学習から遠ざかっているので学習習慣に慣れるまでが時間がかかると思います。
- 学校の講師は、テキストに沿って講義を進めていくので比較的、ノートも取りやすいです(^^♪
- 外部講師は、テキストと今までに経験したことも話すのでノートに書き写す量も多いです。講師の話を全て書き写そうとすると頭がパニックに。講師の話を頭で分かりやすく解釈しノートに書き写す習慣が身に付けば大分、楽になります。
- 講義は、必ず一番前で受けることをすすめます。大抵の人が後ろの方を好みますが後ろは、緊張感と集中力が低下するので前をおすすめます。
私は、毎回 一番前で受けていました。
分からない時、直ぐに質問できるメリットもあります。
- 社会人経験者は、上司・同期・後輩とコミュニケーションの大切さを理解しているのであまり心配ないと思いますが中には、苦手な方もいると思います。
- 看護学校には、高校上がりの現役生や社会人20代~40代の方もいます。特に現役学生さんと上手にコミュニケーションが取れると色々な場面で助かることが必ずあります。
- 学習のことだけ話せる仲ではなく雑談など普段の何気ない会話ができるといいです。
- 新卒の学生と比較して社会経験をした社会人に対し学校の講師は厳しいと聞いたことがあると思います。実際、社会人に対して厳しいです。質問に対する回答や実習時のレポートなど新卒の学生より求めてくるものが多い。多すぎ(>_<)
- 事前学習の提出資料が多く夜遅くまで取り掛かるので睡眠不足になる。
- 毎朝、朝礼で1日の行動計画を発表することになる。実習担当看護師から、計画について色々突っ込まれ憂鬱になる。
- 病院の実習担当看護師の発言が厳しいと本当に萎える。
- 看護計画立案と発表の前日は、一睡も出来ないことがある。
- 実習中は、睡眠時間が3~4時間になることが少なくない。
実習は、本当にしんどいが実習を休まず必要な提出書類(実習記録など)を提出すれば最低でも60点はもらえるので頑張るしかないです。
看護学校の実習ってこんな感じです。
看護師を目指しているあなたは、学習内容も気になると思いますが実習内容もそれ以上に気になっていると思います。
どんな感じなんだろう? 心配もあるでしょう。
私が通っていた学校は、こんな感じでしたよ。
演習・実習には、
学校内の授業で技術を習得する学内演習と病院施設で演習で習得したことを実践する
臨地実習があります。
- 実際の場面をシミュレーションできるように人形などを使用しフィジカルアセスメトや心肺蘇生など練習をします。シーツ交換などの基本的なことも練習します。
- グループ別に分かれ看護師役・患者役になり体温測定、血圧測定をしたり、聴診器を使い胸の音を聴くなど。
- 洗髪・手浴・足浴などもあります。
- 教員がチェック表を用いてチェックをしていきます。復習・練習を繰り返して技術が身に付いていくので心配することはないと思います。
- 学内実習で身について技術が病院での臨地実習に役立つことになります。
患者さんのことを診れる自信につながります(^^)
フィジカルアセスメトとは、簡単に説明すると問診と視診・触診・聴診・打診を用いて身体的健康上の問題点を明らかにするために全身状態を系統的に査定することです。
- 臨地実習では、1ヶ所の病院だけではなく複数の病院や介護老人保健施設、訪問看護ステーション、保育園などにも行くことになります。事前学習は、しっかりしておく必要があります。
- 保育園実習は、癒されます。
- 私の場合、長女が通っていた保育園へ実習に行きました。あれには、びっくりしました。余談でした(^^ゞ
- 臨地実習では、学内演習で身に付けた技術が試せる場になります。
- 社会人経験者の方は、コミュニケーション能力の大切さを十分に理解されていると思いますが大切さを痛感すると思います。
- 実習では、一人の病気をされた患者さんを受け持つことになります。
- 学生が実習のために受け持つことに気持ち良く了承される方は、少ないです。
- 患者さんの気持ちに寄り添い傾聴し実習期間内に患者さんのために何か出来ないかと考え病院の実習担当看護師、教員に相談しながら実習を進めていくことをお勧めします。
実習中に患者さんに言われ今も心の中に残っている言葉。
体調不良で1日、実習を休みました。「昨日、来なかったから心配したよ。大丈夫
看護師を志している学生さんには、がんばってほしいです。
私の経験が少しでも役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました(^^♪